先日、大阪梅田のカフェで1人でお茶をしていました。
そのカフェは有名コーヒーチェーンで、
レジで注文する形式のお店だったのですが、
私（谷）はレジの向かいのテーブル席に座っていて、
ある時に注文している女性の2人組の1人のスカートのジッパーが開いていることを
目の当たりにしたのです。
とっさに、
「ジッパーが開いていることを教えてあげないといけない」
と思いました。
しかし、それと同じくして
「どのように伝えるのが良いのだろう」
という疑問が浮かびました。
すると、
「男性の私（谷）が指摘するより、
女性の友人がそのうちに気がつくのではないか。」
「やっぱり自分が指摘しない方が良いのではないか」
そのような迷いも出てきました。
見て見ぬふりをした方が良いのでは、と。
注文を終えてドリンクを受け渡された彼女が
友人から少し離れ、先に席に向かったタイミングで
「すいません、スカートのジッパーが開いていますよ。」
と声を掛けました。
私（谷）の行動指針でもある、
儀を見てせざるは勇無きなり
だと思ったからです。
友人や他の人が気づいて指摘してくれるかも知れないが
もしかしたらずっとそのままかも知れないし、であるならば彼女にとって良くないことだろう。
一時は恥ずかしいかも知れないが、その場で解消された方が良い。
そう思っての行動でした。
その際に気をつけたことは、
出来るだけ感情を込めず淡々と事務的に指摘することでした。
私（谷）が照れていたり、恥ずかしがったりすると
彼女も逆に恥ずかしいと思うのではないか、と思ったからです。
指摘された彼女は、慌てるそぶりも恥ずかしがるそぶりも見せず、またお礼もなく
「あー」というような平坦な声を発するだけで終わりました。
これが最適解だったのかは分かりませんが
私（谷）としては１分くらいの間で考えて
最適だと思った行動を選択した、というお話です。
婚活にも想像力が必要だと思っています。
この場合の想像力とは、
例えば、
このLINEを送ったら相手はどう感じるかな
とか
どう言ったら（何をしたら）相手は喜んでくれるかな
ということです。
それに正解はありませんが、
相手の立場に立って想像して実行して
相手の胸を打った時に、気持ちが近づくのだと思います。
「あなたがこの前の話でこれが好きと
言っていたからこれにしたよ」
という風にプレゼントをするのと、
店員さんに人気の商品ですよ、と言われたから購入した
のとどちらが相手の胸を打つでしょうか。
婚活（結婚生活もですが）とは、相手を喜ばせることを考えて
実行していくことで毎回ではなくとも、精度は高く関係性を築けると思うのです。
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